痛みについて①
頭痛、腰痛、膝の痛み、肩の痛み、生理痛など痛みにお悩みの方は多いのではないでしょうか?マッサージや整体などに通われて、その時は良くなってもまたすぐに痛くなる・・・。年のせい、体質のせい・・・とあきらめていませんか?
漢方には『不通則通(ふつうそくつう)』という言葉があります。通らなけらば痛みが出るということです。身体の中には気・血・水というエネルギーや栄養物質があり、それらが常に巡っていれば健康に過ごすことができ、痛みも出にくい身体になります。逆に気・血・水の流れが悪ければ、「痛み」として感じることになります。
冷えや湿気、ストレス、食事の偏り、過労、外傷などは気・血・水の流れが悪くなる原因となります。
また、『不栄則痛(ふえいそくつう)』という言葉もあり、身体に必要な気・血・水が足りなくても痛みが出ると考えられています。このようになる原因としては老化、体力の衰え、虚弱体質、慢性病などがあります。
漢方治療では、身体の状態を見極めて身体に足りないものを補ったり、気・血・水の流れを改善して痛みの治療を行います。
次回以降、部位別の痛みについてと対処法についてお伝えできればと思っています。