養生法①水分の摂り方
養生とは健康のために自分でできる生活術です。
毎日、当たり前のようにやっていることが不調の原因になったり、良いと思って行っている習慣が実は自分の体質に合っていないことがあります。
少しでも元気に過ごせるように、健康づくりのお手伝いができれば思っております。
数回に分けて、生活養生法をお伝えしていきます!
水分の摂り方について
健康のためにお水を「1日2L以上」飲んでいる方は多いと思います。
しかし、その人の体質、季節、年齢、発汗量、時間帯によって必要量が変わってきます。
喉の渇きもないのに、頑張って水分をとっていると「水滞」や「水毒」という状態になり、過剰の水分が体の不調の原因になってしまいます。
過剰な水分がお腹にたまると消化不良や下痢を引き起こします。体の上部にたまると頭痛、めまい、耳鳴り、鼻水、鼻づまり、咳、痰の症状を引き起こします。体の下部にたまると足のむくみや冷えを引き起こします。
水分の摂り方は1日〇Lと決めるのではなく、喉の渇きを感じたら飲むようにし、がぶ飲みではなく、一口ずつ噛むように、味わうようにして飲むようにして下さい。できれば、常温や温かい水分がおすすめです。
特にご高齢の方、むくみ体質の方、腎機能や心機能が低下している方は水分の摂り過ぎに注意してください!