【養生法】上手な水分の摂り方

 これから暑い季節を迎え、水分摂取量が増えると思います。また、熱中症予防に水分を摂るようにと促されることも増えてくると思います。

 しかし、水分を飲み過ぎると胃腸に負担がかかってしまい、水分代謝が悪くなり、体の不調をきたしてしまいます。これを『水毒症』と言います。水毒症の例として、痰、鼻水、アレルギー、めまい、耳鳴り、頭痛、重だるい、逆流性食道炎、吐き気、緑内障、肩こり、関節痛、軟便、トイレが近い・遠いなど全身の症状に関わってきます。

上手な水分の摂り方
・のどの渇きを感じたら飲む
・がぶ飲みせず、少しずつ噛むように、唾液を混ぜながら飲む(唾液には喉の粘膜を潤し、渇きを止める働きがあります)
・食事中に水分を摂らない(食事は良く噛んで食べて、水分で流し込まないようにしましょう)
・冷たい飲み物はがぶ飲みしやすく、胃腸に負担がかかるので、常温もしくは温かい水分を摂るようにしましょう

 ※運動時や夏場のように汗をたくさんかく時は必要な量の水分を摂ってください。

 水分代謝が悪く、体に不調が出ている場合は、水分の摂り方を気を付けることに加え、ウォーキングや入浴などで汗をかくようにしましょう。